目について考える
まだ鳳凰をコツコツ進めております森田ネームですが、今日はこの鳳凰の目の表現について思う事を書きます。
もうかれこれ10数枚の鳳凰をいろんな絵やカタログを眺めながら自分の頭の中で描き変えて刺繍にしてきましたが、どうやら間違いないようなので・・・
まずこの上の写真の目、ちょっと気分がノリノリになってきた時に入れた目ですが、
違う・・・お寺さんの仕事にこの目はダメなのです。
仕事の依頼がツッパリ(死語)風の方ならいいんですけど、この目には感情が入り過ぎてます。 で、少し黒糸で感情を消してあげます。これが完璧にできたら仏画に挑戦できる気がしてきました(笑)。
分かりにくいので絵で説明を(毎度手描きですいません・・・泣)。
鳳凰の目は仏様の表現に良く似ておりまして、三日月のような形です、
この形に目玉を入れるとき、上にしすぎるとちょっといやらしい顔に・・・上図。
下にするとワルっぽくなります・・・下図。
だからできるだけ真ん中にしてあげると、穏やかな表情が出せるのです・・・真ん中図。
龍や虎になると目に感情を出して迫力を付けたくなりますが、実は無を表現するのが究極なんじゃないか?・・・とか、今日は頭がぐるぐる回る一日でした。
まだまだ勉強は続きます・・・
お寺にある龍の絵をみているとわかります。
決してニラミツケル目ではなく丸い目玉なのですが、
迫力があります。
イラストで描かれた龍の目のほうが怖い感じなのですが
全体像で見るとその迫力には勝てません。
精進、精進(爆)
投稿: leben-papa | 2011年8月20日 (土) 21時25分
papaさん
おつかれさまです、
本物を見ることは大事ですね。なかなかお目にかかれませんけど・・・
丸い目で迫力を出すのは難しいですよー、たぶんヒントは日本刺繍にあります。
せっかく京都におったのに、学生時代もっと真面目にやっときゃ良かったー(泣)。
投稿: 森田ネーム | 2011年8月20日 (土) 22時24分
このイラストの目、いつものメンバーに当てはまる。
みんな一番上の目がイメージに被る。 これは大阪の目や。(爆)
投稿: しんのすけ | 2011年8月20日 (土) 22時35分
しんのすけさん
(笑)微妙なとこなんですけど、ちょっとずれるといやらしい目になるんですよー。
今日は一日剣道でした。朝から午後まで審判、そのあと小中学生と稽古で、サウナみたいな体育館だったのでカラカラです(汗汗汗)。
写真撮る気力もなく・・・・・ブログもお休みです。
投稿: 森田ネーム | 2011年8月21日 (日) 18時02分